これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。(マルコ14・24より)
O sacrum convivium,
ああ、聖なる宴。
in quo Christus sumitur:
キリストが拝領され、
recolitur memoria passionis ejus,
その受難の記憶が新たにされ、
mens impletur gratia
心が恵みで満たされ、
et futurae gloriae nobis pignus datur.
将来の栄光の保証が私たちに与えられる。
信仰の柱であるキリストの死と復活、昇天、聖霊降臨を記念する復活節を終えた教会は、年間に入る前に、信仰生活にとって大切ないくつかのテーマに特別に注意する。それが三位一体の主日であり、キリストの聖体の祭日である。聖体の祭日に信者の心に響くのが聖トマスの有名な聖体讃歌Pange lingua。彼のもう一つの聖体讃歌O sacrum conviviumには、聖体の意味が見事に集約されている。聖体とは、いっしょに食べること。そして、キリストと一つになり、その受難から生活のための力をいただき、恵みによって癒され、道すがら天国に入る保証をいただくこと。