おお、
民の旗印として立ったエッサイの切株、
あなたによって諸国の王は鳴りをひそめ、
民はあなたに願い求める。
時を早め、
わたしたちを救いに来てください。
「教会の祈り(聖務日課)」の晩の祈りではマリアの歌(Magnificat)が福音の歌として歌われます。聖霊を受けて身ごもったマリアが親戚のエリサベトを訪問し、エリサベトがマリアをたたえたのに答えて、歌った歌です(ルカ1・46-55)。マリアの歌の初めと終わりには短文の交唱が歌われますが、主の降誕直前の週である12月17日から23日までの7日間は、「おお"O"」という感嘆詞で始まる「おお交唱(“O” antiphona)」が歌われます。「おお交唱」は有名な待降節の聖歌「久しく待ちにし(Veni, Veni, Emmanuel)」のもとになっています。カトリック中央協議会の該当ページもご覧ください。