12月21日 おお交唱

レナート・ラフランチ師「第五のアンティフォナ」
レナート・ラフランチ師「第五のアンティフォナ」

画像はレナート・ラフランチ師「第五のアンティフォナ」

おお、さしのぼる朝日、

永遠の光の輝き、

あなたは正義の太陽。

日のあたらない陰に生き、

やみにうもれている人を

照らしに来てください。


「教会の祈り(聖務日課)」の晩の祈りではマリアの歌(Magnificat)が福音の歌として歌われます。聖霊を受けて身ごもったマリアが親戚のエリサベトを訪問し、エリサベトがマリアをたたえたのに答えて、歌った歌です(ルカ1・46-55)。マリアの歌の初めと終わりには短文の交唱が歌われますが、主の降誕直前の週である12月17日から23日までの7日間は、「おお"O"」という感嘆詞で始まる「おお交唱(“O” antiphona)」が歌われます。「おお交唱」は有名な待降節の聖歌「久しく待ちにし(Veni, Veni, Emmanuel)」のもとになっています。カトリック中央協議会の該当ページもご覧ください。