塗り絵でメディテーション?

 今や世界的なブームの塗り絵。昔からあった子供の遊びではなく、花や動植物などの繊細な線画を色で塗りつぶしていくことにヒーリング効果もあると言われています。日本でも、海外の塗り絵本の翻訳や、日本のイラストレーターによるオリジナルの塗り絵本が多数書店の店頭に並んでいます。

 そんな中、キリスト信者のメディテーションにも役に立ちそうな塗り絵も出版されています。上の本は英語の聖書の言葉に花などの図案が組み合わされています。左ページには新共同訳も載っています。下の本はフランス・スペインなど諸外国のステンドグラスの塗り絵。中にはモスクのステンドグラスもありますが、多くは教会のステンドグラスで聖書のシーンを描いたもの。最初の数ページには元のステンドグラスも載っています。

 キリスト教の歴史が浅い日本の教会は芸術作品も乏しいですが、こうした塗り絵を通じて、信仰生活をより豊かにできるといいですね。キリスト教の伝統にはさまざまな絵画があるわけですから、キリスト教出版社も、適切な解説を含み、メディテーションへのよい導きとなる塗り絵本を出してほしいものです。

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追記

その後、日本人のイラストレーターによる聖句の塗り絵本『塗り絵で楽しむ聖書の美しい世界』が出版されました。作者の近藤圭恵さんはご主人の影響で洗礼を受けたクリスチャンであるようです。詳しくは動画をご覧ください。