エディット・シュタイン

アロイス・プルム作ステンドグラス「エディット・シュタインとマキシミリアム・コルベ」(撮影はAnne-Madeleine Plum from Wikimedia Commons)の一部
アロイス・プルム作ステンドグラス「エディット・シュタインとマキシミリアム・コルベ」(撮影はAnne-Madeleine Plum from Wikimedia Commons)の一部
エディット・シュタイン、1938年か39年ごろ
エディット・シュタイン、1938年か39年ごろ

 8月9日はエディット・シュタインの記念日。1891年に厳格なユダヤ教徒の家庭に生まれた彼女は、哲学を学んで有名な哲学者エドムント・フッサールの助手となりましたが、女性であったため教授資格論文を書く機会がなかなか与えられませんでした。そんなころ、アヴィラの聖テレジアの自伝を読んだことがきっかけとなり、カトリック教会で洗礼を受け、教師として教えることになりました。しかし、ナチスのユダヤ人迫害によって教職が不可能になり、カルメル修道会に入会しましたが、1942年にアウシュビッツ強制収容所で殺されました。ヨハネ・パウロⅡ世によって1998年に列聖され、2000年にヨーロッパの守護聖人とされました。