日本の司教たちは、弱者の世話や移民信者の受容、文化の発展や諸宗教対話や自然環境問題に熱心だけれども、パパ様が特に望んでいるのは宣教の努力であるようです。信者が少ないなら、マタイ福音書にあるぶどう園の主人のように、「働き手」を探しに出かけるチャンスだと言います。日本の社会には、高い離婚率や若者の自殺、引きこもり、宗教的霊的形式主義、倫理的相対主義、宗教への無関心、仕事や金儲け第一主義といった問題があるのだから、諦めたりしてはいけないのです。召命のためにまず大切なのは、使い捨て文化に抗して、イエスが教えた愛を若い人が理解し体験するように助けることだと言います。聖座が認めた信徒運動も福音宣教の役に立つと言っています。
パパ様は教会は「外に出かける」べきだといつも言います。来月10月は世界宣教の月。パパ様の書簡をゆっくり読みながら、宣教のために祈り考え協力したいものです。
(動画はフィローニ枢機卿の福音宣教省着任当時のもの。)