アルフィー・エバンス

 英国で難病の赤ちゃんの人工呼吸器が両親の反対にもかかわらず外されるのはこれで三度目。アルフィーちゃんは病院の医師たちの予想と放任に反して、数日間自力で呼吸したと言います。与えられた命をできる限り生きようとするのが人間です。そして、「医師が任命されたのは、できるかぎり命を救い、できるかぎり助け、そしてもう治せないときには看護するため」とナチス強制収容所の生還者として知られる精神科医ヴィクトール・フランクルも語っています。

 ナチスによる乳幼児殺害作戦さえ思い出させるこのような処置が繰り返されないことを願います。