バイブル・デコ日記?

 Bible Art Journaling をご存知ですか?日本でもスクラップブッキングやデコ日記(デコ←デコレーション)が流行っていますが、聖書をデコることが何年か前からアメリカを中心としてブームになっていて、余白を広く取り滲みにくい紙を使った専用の聖書やシールなどのセットも販売されているようです。聖書デコ日記とでも訳せるでしょうか。マスキングテープ、シール、スタンプを使ったり、ペンや水彩絵具で文字やイラストを描いたりすることで、いわゆる右脳でも聖書を体験しようという作業と言えるでしょうか。でも、聖書は昔から装飾イニシャルや絵入りの写本がありますから、まったく新しい試みでもないかもしれません。

 画像の本は英語ですが、方法や具体例が紹介されています。画像をクリックすると、amazonのサイトに飛ぶので、「なか見!検索」でご覧ください。Bibel Art Journaling、Bibel Journalingといったキーワードで他の本も検索下さい。Instagram やPinterestでもさまざまな画像がアップされているので、眺めるだけでも楽しいです。

 日本のカトリック教会では日曜日「聖書と典礼」というパンフレットが配布されます。漢字文化の日本では聞くだけでは理解するのが難しいことがあり、書かれた文字が手もとにあるのは理解の助けになりますし、集会祈願などの祈願文が載っているのも便利です。反面、「聖書と典礼」だけでは聖書全体の流れをとらえるには不十分ですし、それに頼って自分の聖書を開く機会が減っているかもしれません。教会に行きミサに行くことは大切ですが、それだけでは信者として十分ではないです。個人的に聖書を読むこと、祈ることが大切です。伝統の浅い私たち日本の信者は、聖書デコ日記のような工夫によって日々信仰を生きる生き方を見習うことができるかもしれません。