ドキュメンタリー映画「長崎のシスターたち」

 原爆投下は戦争早期終結のため必要だったと主張する人たちが今でもアメリカなどにいますが、原爆の被害にあったのは日本人だけではありません。第9回ウラン国際映画祭(リオ・デ・ジャネイロ開催)で特別賞を受賞したドキュメンタリー映画「ナガサキのシスターたち」でアラン・べジーナ監督は、長崎で被爆者になったカナダ人シスターたちを描きました。一人のシスターの記録によると、当時、他のカトリック宣教師たちと同様収容所に抑留されていた彼女たちは終戦によって解放され、原爆投下直後の長崎で救助活動に当たりましたが、その後長期に亘り被爆の後遺症に苦しむとともに原爆ホロコーストによるトラウマの虜になったといいます。

 映画のトレーラーはこちらウラン国際映画祭のサイトはこちらです。

 

 ヒロシマ、ナガサキに続いてフクシマで核エネルギーの恐ろしさを世に知らしめた日本ですが、原発は再稼働されています。京都の最近の暑さはその一因が福井の原発による海水温上昇にあるかもしれません。ヒロシマでもナガサキでも多くの人が灼熱地獄で亡くなりました。道や庭に打ち水をして周りの温度を下げる努力をしながら、平和と環境保護のための知恵を祈り求めたいです。